人間関係授業

日本中で悲しいことがとどまることはありません

21世紀の日本を背負う子どもたちの教育はこれでよいのでしょうか。

全国の小児科医から親や大人になるための準備教育といわれる実践校である鳥取県立赤碕高等校は誠に残念ですが、平成17年(2005年)3月で閉校しました。


鳥取県立赤碕高校のあるクラスの人間関係づくりの授業の様子です。

今日は2年三組。倉吉(赤碕からおよそ一時間)の幼稚園園児が先生と一緒にリュックサックと水筒下げて列車に乗って赤碕駅まで。どんな会話が列車の中であったでしょうか。

列車がプラットホームにはいるとエプロン姿の高校生がお出迎え。

早速パートナーの高校生を見つけて手を振る園児。

何事が起きたかと列車の乗客。

駅前でご対面。

「よく来たね」「お兄ちゃん、おねいちゃん、今日は海だよね」

「てるてる坊主作ったよ」「天気になって良かったね」の会話が弾む。

早速、お互いが向き合って挨拶。「あのね、今日は楽しみにしていた海でカニとり。

でもね、大好きな高校生のおにいちゃんやおねいちゃん、今日は試験でねお休みしている人がいるの。それで、みんなのパートナーが少し変わるけど仲良くしてね」と私から。

実は、何度も泣かれて困っている二人の高校生。人見知りが激しく泣かれっぱなし。

当然手など握れません。その高校生、仲間が欠席しているので一人はほかの園児にまわってくれないかと頼むと彼らはなんとか泣いている園児と関係を作りたいからパートナーを変えないでと懇願。

よし、わかった。任せたぞと一言。

出発前におしっこの確認。半分が駅のトイレに手をつないで入っていく。準備ができたら早速、駅からまっすぐしばらく二人ずつ手をつないでく歩く。横断歩道で右見て、左見てと園児にやさしく教える高校生。青い海が目に飛び込んできたら一斉に走り出す高校生と園児。荷物をおいたら早速、手をつないで海に。日本海の海の大半は石。

 大きい石や小さい石。うまく足を運ばないと転んで大けがになる。高校生には君たちが転んでも園児は実を持って守れと言っているが、心配しながらカメラのシャッターを押す。あっという間にあちこちで歓声がわく。石をはぐると(起こすと)カニがいるのである。見つけては驚き、捕まえては歓声。

カニも必死で逃げる。

園児はお兄ちゃん頑張ってと応援の声。

それに応えようと必死で波しぶきをからだに受けながら必死でカニをおう生徒。

園児たちに喜んでもらおうと我を忘れて必死にカニを追う高校生。

手を痛めている野球部の生徒も周りの生徒が必死に園児に関わっている姿を見て手に包帯を巻いていることを忘れてカニをおう。あっという間の2時間。

 一休みして一緒におやつとお茶を飲む高校生と園児。まるで親子。

お別れのバスを見送るときは悲しいねと高校生。

園児も高校生も貴重な人間関係体験の一日でした。